UNIX/Linuxログファイルの監視をカスタマイズして、個別のアラートとして全件検知する方法

皆様こんにちは、System Center サポートチームの 石原 です。  System Center Operations Manager(以後 SCOM) には製品標準の管理パック テンプレートに [UNIX/Linuxログファイルの監視] があります。[UNIX/Linuxログファイルの監視] を用いることで、UNIX/Linux サーバー内のログファイルに指定の文字列が出力された際にアラートを生成するログファイル監視を設定することができます。SCOM は 5分間隔でログファイル内の文字列の存在チェックを行い、指定文字列が存在していた場合にアラートを発生させます。既にアラート発生中の場合、発生中のアラートの繰り返し回数をカウントアップすることで、同じアラートが多数発生しないように制御しています。本日は、この [UNIX/Linuxログファイルの監視] をカスタマイズして、指定文...

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Linux エージェントのインストール/アンインストール方法について

皆様こんにちは、System Center サポートチームの 佐藤 です。本日は SCOM サーバーで監視できる UNIX/Linux 監視方法や監視を構成しているエージェント側のコンポーネント、ならびに具体的なインストール/アンインストール方法についてご紹介いたします。 監視対象とエージェントのコンポーネントについて監視対象まず各 SCOM バージョンで監視対象にできる UNIX/Linux の OS については下記当社公開ドキュメントに記載しておりますのでご参照ください。 バージョン 確認先 URL 2016 サポートされている UNIX/Linux の OS 2019 サポートされている UNIX/Linux の OS 2022 サポートされている UNIX/Linux の OS エージェントのコンポーネント監視対象に UNIX/Linux に SCO...

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SCOM 管理パック移行による別環境への設定移行

皆さまこんにちは、System Center サポートチームの保科です。本日は、System Center Operations Manager (以降は SCOM と略称) をアップグレードせずに新規環境を構築された場合、既存環境の一部設定を新規環境へ以降する手順をご紹介いたします。 2022 年になり SCOM 2016 が延長サポート期間へ移行したり、SCOM 2012 系は延長サポート期間が終了となりました。このように、SCOM に限らず弊社がリリースしておりますオンプレミス製品は原則としてサポート期間が設定されております。サポート期間終了に伴い、古いバージョンの SCOM をご利用のお客様においては、サポート期間中の SCOM 環境へリプレースされることをご検討いただいている状況と存じます。SCOM 環境のリプレースには、既存環境のアップグレードと、既存環境と並行して新規環境を...

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SCOM サーバー の取り得る構成について

皆様こんにちは、System Center サポートチームの 佐藤 です。本日は SCOM サーバーを構成するコンポーネント、ならびにコンポートネントをホストする OS の台数のよって取り得る構成についてご紹介いたします。 SCOM サーバーを構成するコンポーネントまず SCOM サーバーを構成するコンポーネントについては下表に記載いたします。 コンポーネント 説明 管理サーバー SCOMの管理サーバーとして、管理対象とデータベース、オペレーションコンソールとの通信チャネルを提供します。複数の管理サーバーを導入することで、負荷分散と冗長化が可能です。 オペレーションデータベース 管理グループ内のすべての構成情報、オペレーション情報、セキュリティ情報などを保存する SQL データベースです。 データウェアハウスデータベース オペレーション情報を長期間、保存する SQL ...

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SCOM 2016 から SCOM 2022 へ移行 or アップグレードについて

皆様こんにちは、System Center サポートチームの 佐藤 です。本日は System Center Operations Manager(以後 SCOM) の新環境への移行やアップグレードについての考え方をご紹介いたします。 まず前提として SCOM の仕様内容について以下記述いたします。 SCOM 管理サーバーのバージョン違いの共存について 基本的には 1 バージョン前の最新の UR とのみ共存が可能となります。 参考:共存の要件 SCOM 管理サーバーのシステム要件 SCOM 管理サーバーにはバージョンごとにシステム要件がございます。  SCOM 2022 のシステム要件  SCOM 2019 のシステム要件  SCOM 2016 のシステム要件  SCOM 2012 R2のシステム要件 上記ページを参照いただくと確認できるように 2 バージョン 離れていると要件...

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SCOM 2019 以降で Windows 検出ウィザードで検出失敗

皆様こんにちは、System Center サポートチームの 佐藤 です。 本日は System Center Operations Manager(以後 SCOM) 2019 で変更のあった仕様の 1 つをご紹介いたします。2022 年 8 月現在の状況として、(SCOM 2012 R2の延長サポートのフェーズが2022年7月に終了)したことに伴い、SCOM 2019 や 2022 など後継バージョンの環境を新規構築して移行を進めている、もしくはご計画されているお客様もいるかと存じます。 SCOM 2019 の新規環境を構築後に Windows コンピューターを検出する際に SCOM インストール ユーザ以外で検出を試みると下図のエラー(対象コンピューターがいない)と出力される場合がございます。 この事象はこれまでのバージョンと異なり検出する実行アカウントに対しててサービス ログオ...

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SCVMM ジョブ保存設定変更方法

皆さんこんにちは、System Center サポートチームの 保科と申します。 今回は、System Center Virtual Machine Manager (SCVMM) で保存されるジョブ履歴の保存設定についてご紹介いたします。 本ページが対象とする SCVMM バージョンSCVMM 2016SCVMM 2019SCVMM 2022 概要SCVMM で実行される処理の多くは、ジョブという形で実行されます。このジョブが実行されると、実行可否に関わらず、履歴としてすべて SCVMM データベースに存在する [dbo].[tbl_TR_TaskTrail] というテーブルに保存されます。ジョブ履歴ですが、バッチ処理を組まれる等して大量のジョブが短期間で実行される環境においては、このテーブルが肥大化する要因となります。テーブルが肥大化することで、SCVMM 観点においては下記の影響が...

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